爆安!単焦点広角レンズ BCL-1580 トイカメラ感覚なのか

パンケーキレンズの携行性と見た感じ。それと、いよいよ単焦点レンズデビューしたくなり。オリンパスの17mm F2.8か、パナの20mm F1.7が欲しい今日この頃。いろいろと見ていると変わったレンズ?を発見。なんと4千円程度で買える単焦点広角レンズ BCL-1580というモノ。レンズのラインナップではなくアクセサリーに属するお遊びレンズで。トイカメラっぽい写りを期待して買う人が多い品物のよう。実際の写りはけっこうしっかり写るらしい、というのと爆安なので、パンケーキ衝動を抑えるために買ってみる事に。
Olympus BCL-1580 15mm f/8.0 Body Cap Lens - Black 並行輸入品

パンフォーカス的に使えるが基本MFのレンズ

おすすめの使い方としては無限遠(パンフォーカス位置)でピントを気にせず構図だけ決めてパシャパシャと気軽に撮るのに向いている。最短撮影距離は30cmで、レンズ下の部分のレバーを動かすとピントを合わせることができる。じっくりと拡大表示してレバーを調整するなどの工夫をしないとピント合わせは意外にシビアだと思う。ファインダーを覗いてレバーを操作するのは少々やりづらさを感じた。私のE-PL2は電子ビューファインダーを取り付けないほうがこのレンズは似合う。O-MDなら慣れればファインダーでもいけるのかもしれない。

しかし写りはトイカメラと思っていると想像以上にしっかり写る。四隅が暗くなる『周辺光量落ち』はあるが、それも味だと。絞りはF8固定の暗めレンズでだが、絞り羽が『円形絞り』で高級タイプのよう。なんだか『良いもの』の雰囲気を一瞬錯覚させてくれるのも面白い。F8固定なので羽いらずなのだろうが。

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空を映すと『周辺光量落ち』が際立つ

 

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近接用の0.3mにレバーを合わせると最短撮影距離30cmまでピントを合わせることが可能です。近接用にしておき目測で対象物の30cmに寄る使い方だとピントがあまくなりやすいので、0.3mに固定せずにしっかり調整したほうがピントが合う。絞りF8固定なのでさほど『ボケ』ませんが。

 

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やはりBCL-1580はパンフォーカス位置でパシャパシャと撮っているほうが楽でこのレンズにあっていると思う。最近は皆さんiPhoneなどで気軽に写真を撮るように単焦点レンズは、とくにこのBCL-1580は構図を決めて、遠かったら寄り、近すぎたらはなれて足を使うのも楽しいと、標準ズームに普段なれてしまっている私はこのレンズにスマホで撮るその感覚に似たものをおぼえた。

 

 

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BCL-1580を買おうかとしていた時に興味深い記事を見つけた。15mm F8という数字には伝説的な超広角レンズがあるようで、カール・ツァイス社が造ったホロゴンというレンズだ。ライカMマウント用は現在100万円以上するのだという。
実際BCL-1580は焦点距離30mm(35mm換算)で本当の意味で15mmではないが、絞りが『円形絞り』だし、なんだか安いくせにいろいろと琴線に触れるレンズ。いや、キャップだ。