OM-D E-M10 II の新機能。フォーカスブラケットを試してみました。
カメラのMENUボタンから撮影メニュー2 へ進み ブラケット撮影をONにする。すると一番下に『Focus BKT』があるのでそれをONにします。
撮影枚数とフォーカスステップが設定できます。今回は撮影枚数15枚、フォーカスステップ5で撮影してみることに。
被写体は申し訳ないです。ガンダムネタ。シャア専用ズゴックとアッガイ×2 室内でじっくり試したかったので結果コレになってしまいました。時計や、いい感じの置物でも試してみたのだけれど、複数個のものを撮影したほうがより分かりやすかったので、時計などがダメだった時の保険として撮影しておいたガンダムネタになってしまいました。
実写
使用したレンズは E-M10 II のキットレンズ M.Zuiko ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ を使用。
私がマクロとして使っているレンズはマニュアルな為、フォーカスブラケット機能が使えない。(Focus BKTはm4/3のAFレンズが対応)
できるだけ被写界深度(ピントの合う範囲)を狭くしたいので、このレンズのテレ端(そのレンズの最大望遠)42mm。絞りをできるだけ開いてF 5.6 で三脚を使用して撮影しました。
シャッターを切る時のピント位置からフォーカスブラケット撮影が始まるので、今回は真ん中の被写体にピントが合う少し手前から撮影を開始してみました。
※クリックで拡大表示
1と2は真ん中の被写体にもピントがまだな状態。3から部分的にピントが合い、そこからだんだんと右の被写体。左の被写体へとピントがずれていく様子が分かると思います。
14と15は一番奥の左の被写体からもピントがずれていってます。
Photoshopで深度合成
E-M1 Mark2 ではカメラのみで深度合成撮影ができるようになるそうですが、E-M10 II は不可能なのでPhotoshop CS5 でフォーカスブラケットで撮影したものを深度合成をしてみました。
比較として絞りに絞った F 22 撮影画像 とならべてみます。
クリックで拡大表示してもらうとより分かりますが、F 22は 小絞りボケ(絞りすぎて鮮明度に欠ける現象)が出ていて、絞ったことにより背景のぼけも小さくなってます。
深度合成を行った方は被写体についているホコリが目立ってしまうほど3体の被写体全域でピントが合っています。背景ぼけもF 5.6 を合成したのでこちらの方が大きいです。
今回は被写体がジャブロー潜入セットな事と、マクロレンズでのレビューでなく申し訳ありませんでした。
このフォーカスブラケット機能、これはm4/3純正マクロレンズ欲しくなる。
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