ミラーレスのキットレンズでも背景ぼけを楽しめる!基本を学ぼう。

写真ってなかなかムズかしいですよね。そんな時、「キットレンズだから」「フルサイズ一眼じゃないと」などぼやいていませんか?
確かに明るいレンズや特定のカメラでないと撮れない世界もあるでしょう。でも、基本を知って今のカメラとキットレンズでもう一度写真を撮ってみましょう。

寄って撮る

キットレンズと言われる標準ズームレンズ(14-42mm F3.5-5.6)などレンズの場合、まずは普段よりぐっと近寄って撮ってみましょう。キットレンズはF値(レンズの名前の後ろの方に書いてあるFで始まる数字)が大きい数字のレンズで、あまり明るくありません(ボケを出すのにちょっと不利)。F値が気になるのは背景ぼけが上手く出ないから、どんなレンズを使っても寄りが中途半端だとボケも思ったようなボケになってくれません。

背景ぼけを出すにはまず寄ること。被写体と背景が近かったり、背景が遠くにあっても被写体に寄りきれていないと思うようにぼけません。

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キットレンズ、実はそこそこ寄れるんです。大体のキットレンズは20〜25cm位までは寄れるようになっていると思います。なのでしっかり被写体の30cm以内まで近寄ってみてください。そして忘れずに絞り優先モードなどでF値を一番小さい数字にして、ピントを被写体にしっかり合わせて撮ってみましょう。
下の写真はキットレンズ 14-42mm F3.5-5.6 で撮影したものです。ぐっと寄ってあげればキットレンズでもこのぐらいの背景ボケはつくれます。

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構図を決める

フレーミングとも呼ばれる構図ですが、本来は自由に楽しめばいいんです。自分のセンスで素晴らしいで構図が決めれれば一番なんですが、なかなか最初からそうもいきませんよね。
そんな時にちょっと覚えておくと構図決めのヒントになる基礎の構図『三分割法』をご紹介します。

・三分割構図

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上の図のような画面を三分割した線の交差する四つの点のどこかにメインとなるものを配置したり、三分割した線を目安に上3分の2を空として構図を決めたりするとまとまりが出やすいです。

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画面を三分割した線の交差する左下に花を配置したので花の向いている方向に空間が生まれて まとまりが出ました。

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三分割した上の線に橋を配置するとでバランスが良く見えます。

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三分割した下の線に地面を、右下の交差点にポイントを置く事でまとまって見えます。

ここであげた写真は、例として三分割の線や交差点のかなり近くにポイントを配置していますが、もっと外側に配置しても構いません。色々と試してあなたのセンスを磨いちゃってください。
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明るめに撮ろう

上手な人は暗めの写真でも素晴らしく表現できたりしますが、私たちビギナーは少し明るめの写真にすると思いのほか良く見えます。
なのでこのブログでも以前書いた露出補正で、画面やファインダーを見ながらちょっと明るくしてみてください。

kitlens_bokeh04カメラ任せで撮った写真
kitlens_bokeh004露出補正して少し明るくした写真

 

写真は何枚も何枚も撮って、早めに自分で確認して「次はこうしてみよう」と考える事が大事です。明るめに撮ろうというのもすべて明るくしようという話しではありませんし、構図も本来は自由に楽しんでいいものです。ここで書かれた事はちょっとしたヒント程度に思ってもらい、じゃんじゃん写真を撮ってみましょう。

このほかの基本的なカメラの使い方『カメラ女子、男子になる! かんたん オリンパス ペンの使い方』もどうぞ。

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