【アートフィルター活用術】ジェントルセピアの説明と使い方

今回はアートフィルターのジェントルセピアを使います。
セピアカラーの写真。モノクロとはまたひと味違い、「過ぎ去る時間」を感じさせてくれるかのような雰囲気がありますよね。
そんなセピアでも、ジェントルセピアって何?って思いますよね。
ジェントルセピアとは、アートフィルターオリジナルのこだわりセピアなのです。

もくじ

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階調多く表現したもん勝ち!

モノクロにも通じた事ですが、カラー写真と違いセピアも単色で表現する写真なので、明から暗までの階調を多く写し込むと印象的な写真になるでしょう。
明と暗のはっきりしているコントラストの高い写真は強い印象を受けますが、モノクロよりはコントラストを求めすぎずに、どこか優しさのある写真にするとセピアに合うように思います。積極的に露出補正をしたり、ハイライト&シャドウコントロールでセピア調のグラデーションがいっぱいになるように調整するのがオススメです。

開発者が語った、こだわりのジェントルセピア

オリンパス ブログにこんな記事があります。
このブログで書かれているジェントルセピアのこだわりの色とは、印象的で大人な雰囲気のあるセピアにするために、暗く写る部分に青みを持たせ深い味わいにしてあり、より印象的になるよう、セピアは少しだけ赤系にしているそうです。
ではそのこだわりセピアと普通のセピアとを比較してみましょう。

ジェントルセピアの効果を比較

ジェントルセピアはアートフィルターから選択でき、通常のセピアは、ピクチャーモードを〔M〕モノトーンにしてから、調色:セピアに設定します。

※クリックで拡大

gentle05通常セピア
gentle06ジェントルセピア
gentle09通常セピア
gentle10ジェントルセピア
gentle07通常セピア
gentle08ジェントルセピア
gentle03通常セピア
gentle04ジェントルセピア

※クリックで拡大

コントラストがやや強調されながらも、優しい風合いになる印象。
暗い箇所が潰れやすくなるので、少し露出補正をプラス側にして撮るといいのかなと思いました。

もともと『セピア』とは イカスミ!?

古代からイカ墨を食用やインクとして利用していて、それ由来の顔料や色を『sepia』というそう。
もともとは黒白のモノクロ写真が、年月とともに褪色(色あせ)して茶褐色になったものをセピア調などと呼び、19世紀末にはセピアのインクが雑誌などに使われて人気になり、写真にも使用されるようになった。そのため経年変化で褪色を待たずして茶褐色のいわゆるセピアカラーの写真が現像できるようになった。
人間はいつの頃も懐古趣味があるものなんですね。

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