ロシアより愛をこめて…くれているかは分からないけれど、レンズが届いた。
そう、それはポチッとしてしまったから。
購入した経緯は2015年12月に星ボケを撮ろうと思い立ってしまい。クリスマスやイルミネーションに丁度いいじゃないか!と閃いてしまったので衝動は抑えられなかった。
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近年はM42マウントの星ボケレンズとして知られるインダスター 61 L/Z
星ボケというのは通常の玉ボケと言われる丸くボケるものが、このレンズだと星型にボケる。
その理由は、絞り F5.6 付近で絞り羽根が『ダビデの星』(突起が6つの星型)の形になるので、通常玉ボケになるところが星型にボケる。以下が作例です。
通常の撮影でも実は優秀なレンズ
かなり特殊なレンズなのかと思いきや、星ボケ以外は素直で良い描写をするレンズで、それもそのはず、あの有名なカールツァイスのテッサーと同じ構成のレンズで、それらテッサー系のレンズには素晴らしいレンズが数多くあるのです。
国内でも1万円ほどで入手できるレンズとしては、星ボケという変わった使い方もあり、星ボケとして使わずとも素直な写りで初めのオールドレンズとしては良い選択肢かもしれません。
このレンズはマクロの名を付けて呼ばれる場合がある。
当初は別のマウント用に作られたものをM42マウント用に流用した結果、レンズが奥まった形になり、そのおかげというのか副産物的な事で、最短撮影距離30cmまで寄って撮影できるようになった。と言ってもマクロと呼べるほどの撮影倍率ではない。
でも、例えばマイクロフォーサーズで使用すると焦点距離は2倍の100mm相当。さらにヘリコイド付きマウントアダプターを使用すればさらに近寄ってもピントが合わせられるのでマクロレンズとしての使い方もできて面白い。
こちらも参考に『ヘリコイド付きマウントアダプターでオールドレンズをマクロレンズに』
実際に星ボケを目当てにインダスター61 L/Zに手を出す人も多いだろう。
アダプターを介して、取り付けるカメラの画角にもよるだろうけれど、なかなか星ボケを思うように写すには難しいと思いました。
コツというほどでもないけれど、小さめな被写体にグッと寄ってピントを合わせ、イルミネーションなどの点光源を背景にすると点光源が大きな星ボケになり上手くいくと思います。
しかし、いつも小さめな被写体に都合よく出会える保証もなく、チャンスが限られてきます。
最初に紹介した星ボケの作例3つ。実は下2つはある手法を使って撮影しています。
この手法を用いると点光源さえあれば星ボケ撮影ができるので、圧倒的にチャンスがふえます。
詳細は次の頁で