標準ズームのレンズキットは最初の選択肢としてあり ~キットレンズについて~

僕の初めてのミラーレスはOLYMPUS PENのダブルズームレンズキットでした。それからキットレンズだけで2年間撮り続けているその間、ご多分にもれず単焦点レンズなどの明るいレンズ が欲しくなりました。が、お財布との相談で却下されたりとズルズル2年間ものキットレンズ生活が続きました。
その後手にした単焦点レンズ。後から思えば当時ガマンして使っていたキットレンズ。これはそれなりに良いものだなぁと。

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キットレンズとは

最初からカメラにセットで付いてくるレンズの事です。まず最初に手にするであろうレンズで、手頃なちょうどいい性能の標準ズームのレンズ。オリンパスの場合 14-42mm F3.5-5.6 って表示のあるレンズです。
※上位機種のカメラには上位機種なりのレンズがセットになっていたりします。

「キットレンズじゃすぐ満足できなくなる」など目にする事も多いかもしれませんが、キットレンズの利点をあげてみましょう。

 

・安い

最初にカメラのボディとセットで買うとだいぶ安くレンズが付いてきます。レンズキットは何かレンズが1本セット。ダブルズームレンズキットになると、標準ズームと望遠ズームの2本がいきなり手に入ります。
レンズキット(セット)になっているレンズはカメラごとに違うので確認してみてください。
※以下は2016.1.23 時点の価格。通常3万円弱の標準ズームレンズが、ボディとレンズのセットだと、レンズのみの価格は実質7,020円

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN Lite E-PL6 EZレンズキット ホワイト E-PL6 EZ LKIT WHTE-PL6のボディと14-42mmのレンズキット    ¥35,000
OLYMPUS 電動式パンケーキズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ SLV14-42mm F3.5-5.6   ¥27,980

 

・軽くてコンパクト

例えば上級の標準ズーム(12-40mm PRO)と比べると重さは4分の1で、とってもコンパクト。マイクロフォーサーズならではの軽量コンパクトな優位性をさらに生かして、ちょっとした散歩にも持って行こうという気にさせてくれます。

OLYMPUS 電動式パンケーキズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ SLV14-42mm F3.5-5.6  重量 : 93g
OLYMPUS 標準ズームレンズ ED 12-40mm F2.8 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO12-40mm F2.8 PRO  重量 : 382g

 

・ズームできる

「買うべきは標準ズームのキットレンズじゃない」とする意見の中でオススメにあがる事の多い単焦点レンズ。F値が明るくとてもいいレンズですが、その名の通り焦点距離が単一で画角が固定のズームのできないレンズです。歩いて近寄れないところにスッとズームしたり、画角の自由度があるズームレンズは初心者だけでなく万人にとって便利なものです。

OLYMPUS 電動式パンケーキズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ SLV14-42mm F3.5-5.6 画角は14mmから42mmまで自在
OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 シルバー17mm F1.8 明るいレンズですが画角は17mmの単焦点

キットレンズは多くの方が最初に手にするレンズなので近年メーカーもしっかり作ってあります。
いくつものカメラメーカーがなぜ比較的に安価な標準ズームをキットレンズにしているか、それは大きさと性能などのバランスが良いから。性能を追求すれば大きく重く、価格も高くなってしまいます。
大抵のレビューや比較などを書いている方は相当な玄人かスペック重視の方が多いように見受けます。それらの方々はキットレンズの性能に満足いくはずもなく裏を返せば、そこまでではない人はキットレンズは十分使えます。軽量コンパクトはもはや性能です。これからカメラをはじめようという方でいくら志が高くとも最初の一歩が必要です。その最初の一歩には最適なレンズなのではないでしょうか。
写真はカメラやレンズ性能が左右する場合もありますが、多くを決定付けるのは何を写すかです。ある程度の写真なら最近のスマホはすごいのそれで十分でしょう。結果そこまでカメラにはまらない可能性もありますし、キットレンズを使い倒した頃にはカメラ本体も次のものが欲しくなっているかもしれません。

そんなレンズキットですが、もしダブルズームレンズキットを選ぼうとする場合はプラス1万円ほどで40-150mmの望遠ズームレンズまでついてきますので、運動会や発表会。公園や動物園の小動物にぐっと寄った撮影がお手ごろに楽しめます。
志高くボディと単焦点を選んで買うのもとってもいいと思いますが、その場合後からあえてキットの望遠ズームを買い増すことはあまりしないでしょう。望遠ズームの便利さを、最初の可能性を広げるためにもダブルズームキットの選択肢もありだと思います。
ちなみに後から買い増すなら右下のレンズのような14mmから150mmまで、標準から望遠までの焦点距離をカバーする欲張りな便利ズームというレンズもありますよ。

OLYMPUS 望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R ブラック40-150mm F4-5.6R
OLYMPUS マイクロフォーサーズレンズ 防塵 防滴 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mmF4.0-5.6II EZ-M14150F4.0-5.6II14-150mm F4-5.6II

いくらカメラやレンズが良くとも撮影の基本が大事です。キットレンズやセンサーサイズ、カメラ性能どうこうの前に撮影の基礎をしっかり身につけることが重要だと思います。

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