先日、友人が 40-150mm F2.8 PRO を購入したというので試させてもらいまいした。
ついでに、それぞれが持っていたオリンパスとパナソニックの望遠キットレンズ。それらでボディー内手ぶれ補正とレンズ内手ぶれ補正の比較を思い立ち、手ぶれ補正の比較テストをしてみた件で、ピクセル等倍してみたところ40-150mm F2.8 PRO の解像力が素晴らしかったのでまとめてみようと思います。
使用機材:
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上記の機材を使用して、絞りをF6.3 、ISO 200 、それぞれテレ端(1.4xテレコン使用時は210mmではなく200mmまでにした)で撮影。
撮影した画像の比較箇所は下画像を参照。中央付近『A』と画面端『B』の位置をピクセル等倍して比較。
M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO , M.ZUIKO 40-150mm F4-5.6 比較
中央付近のAはPROが圧倒的に解像している。しめ縄の質感がとてもよく見て取れる。藁の一本一本までわかる。
M.ZUIKO 40-150mm F4-5.6も健闘している方だけれど、しめ縄の光が当たっている箇所は解像されていない。御紋と生地の境もはっきりしない。
画面端のBでは中央付近ほどの圧倒感は少ないが、やはりM.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROは素晴らしい。白く塗られた部分の境目がはっきりとしていて、軒下の影になる暗い部分も階調豊かに写している。
M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO 1.4x , LUMIX G 45-200mm F4-5.6 比較
1.4xテレコンを付けての画質の劣化は全くわからないレベル。さすがは『ZUIKO』ブランドの名を与えられたテレコンだ。テレ端は150の1.4倍210mmまでになるが、今回はLUMIX G 45-200mm F4-5.6 に合わせて焦点距離200mm で比較した。
Aの位置、中央付近。M.ZUIKO PROは圧倒的な解像力を保ったままさらに対象に迫れる。しめ縄をより大きく写せるので藁の一本一本がさらに見て取れる。
LUMIX G 45-200mm F4-5.6 はもやっとしている。ピクセル等倍以上に拡大してしまったかのような感じだ。
Bの位置は焦点距離200mmの今回は画面の角にちょうど位置していた。レンズにはキビシイ部分だ。
レンガの色のような部分は150mmの時よりM.ZUIKO PRO も凹凸感が乏しく見える。
LUMIX G 45-200mm F4-5.6 はさらに凹凸がのっぺりとしている。白く塗られた部分の境目は比較的に、はきりしていて頑張っているように見える。
まとめ
F2.8通しのPROは、素晴らしく抜けが良く、解像しまくるレンズだった。きっちり撮影すれば、がっつりトリミングしても解像力が高いので編集の幅が広そう。300mm相当の望遠なのに、ピクセル等倍で見ても全く問題ないので、SNSなどWeb用に使うだけだとだいぶ圧縮されてしまうのでもったいない。
ぜひ撮影した後はPCのディスプレイでピクセル等倍表示して見てほしいレンズだ。解像力に驚くことだろう。