今回はアートフィルターのウォーターカラーを使います。
ウォーターカラーは英語で水彩。なのでウォーターカラーは水彩画のような写真にするアートフィルターです。
コツをつかまないと「なんだコレ?」といった感じの写真ができてしまう事も多いと思います。
※基本的なアートフィルターの使いかたは『アートフィルターを使用した撮影 始める編』を参照。
もくじ
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色彩の多いカラフルなものを取れば失敗なし!
コツはこれだけ。色鮮やかなカラフルな物を撮りましょう。このアートフィルターは黒や暗い色は一転して白に近い色になるので、陰影を表現するような写真は苦手です。色彩だけ残り、あとは白っぽくなるので割り切って色だけで表現するような被写体を探して撮ってみましょう。
ウォーターカラーは空や海も得意なシーンです。一見全体的に白っぽくなるフィルターなので空が白飛びしてしまいそうですが、青空ならしっかり鮮やかな青で表現できます。また、花も得意なフィルターです。花は複数よりも一輪をアップで撮ると水彩画のようなイメージになりやすいでしょう。
ウォーターカラーの効果を比較
ウォーターカラーには2タイプあり。それぞれ暗部を削除して色のみを残すような効果があります。違うのは色の境界や輪郭線を少し付けるウォーターカラー1と、同様の効果で、さらに輪郭線などを極力つけず色のみで表現するウォーターカラー2があります。
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ウォーターカラーまとめ
はじめてウォーターカラーを使うと戸惑うところもあるかと思いますが、意外と色彩豊かなものさえ撮れれば、元の写真はパッとしない構図(上の作例のように)だったりしても、案外おもしろくなるのがこのアートフィルターの楽しみ方なのかと思います。
白っぽくなりすぎている場合は、OLYMPUS Viewer3 などのヒストグラムで見ると、グラフが右3分の1にかたよっている事が多いので、トーンカーブを使い入力レベル(左下の最初『 0 』になっている枠)を50番くらいからにしてみると良いでしょう。
作例の白鳥の写真は、そのようにして画面全体が白くなりすぎないように調整しました。