カメラ女子、男子になる! かんたん オリンパス ペンの使い方

オリンパス ペンの使い方と銘打ってみたけれど、カメラの基本はだいたい共通なので、『かんたん!デジタル一眼カメラの使い方』にした方がいいのかもしれないけれど、ここではOLYMPUS PENを例に書いていくわけなのでご理解ください。
よくある解説の通例とは逆に、使い方をまず実践して、実践で体験した基本や用語を説明していこうと思います。

もくじ

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とりあえず撮ってみよう

各部の説明などは抜きにして、とりあえず撮ってみましょう。とりあえず撮るには、下の絵のようなモードダイヤルを『i AUTO』か『P』にすると、とっても簡単。シャッターを半分押すとピントが適当に合うのでパシャパシャ撮ってみましょう。
このレベルをこえている方は次へ。デジタル一眼が初めてで、とりあえず撮りたい方はこのモードで難しい事は何も気にせず撮ってみましょう。ややこしい事はカメラが決めてくれるのでスマホなどで写真を撮る感覚で気軽に撮れると思います。

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『絞り優先モード』で 背景ぼけのある写真を撮ってみよう

モードダイヤルを『A』にして撮ってみましょう。液晶画面の下に『F』で始まる数字があると思います。それが絞り。それを自分で決めて撮影するモードです。
背景をぼかした撮影ができるのがミラーレスや、一眼レフカメラの特徴ひとつで、『背景ぼけ』を出したくてこの種のカメラに興味を持たれているカメラ女子・男子予備軍も多いことでしょう。
『絞り』を操り、ちょっとしたポイントを押さえておけば簡単に背景ぼけを楽しめます。絞りはカメラの重要な概念のひとつなのでこのモードで慣れることをオススメします。

背景ぼけにする3つのポイント

ポイント1 :撮影する対象(被写体)に近づく。
カメラを被写体に近づけ、ぼかしたいモノが被写体から遠くなるとぼけやすくなります。

ポイント2 :絞り値 Fで始まる数字を1番小さい数字にする。
レンズによって変わりますが、だいたい最初のキットレンズだとF3.5か、ズームにしてもF5.6くらいにはできるでしょう。F2.8や、F1.8などとても低い値にできるレンズをお持ちの場合はぼかすのに有利です。

ポイント3 :望遠レンズがあればよりぼけやすくなる。
望遠レンズの望遠側(ズーム側)で撮影するとぼけやすい。望遠なので実際に被写体に近づくというよりちょっとはなれた所からズームして被写体に寄るイメージ。ズームで寄って撮影すると、背景がぼけやすくなります。
(この場合も被写体と背景の距離がある方がボケます。)

もう少し背景ぼけの事などを書いた『ミラーレスのキットレンズでも背景ぼけを楽しめる!基本を学ぼう。』もどうぞ。

shibori02F3.5
shibori01F8.0

 

『絞り』と『シャッタースピード』を知ろう

背景をぼかす時に利用した絞り。
絞り値、(F値)は、光をカメラに取り込む量を調整するためのレンズの穴の大きさを数値にしたもの。
下の画像の様に、F値が小さいと穴が大きくなって多くの光を通す。F値が大きいと穴が小さくなる。

kantan_pen004

F値が小さいと、ピントの合う範囲が狭くなって、ピントが合っているもの以外(背景など)をぼかすことができる。
F値が大きいと、ピントの合う範囲が広くなり、被写体の近くのものや背景までピントが合いやすく、しっかり写すことができます。(絞りすぎると小絞りぼけという現象もあるので注意。)

 

『シャッタースピード』とはシャッターが開いている時間のこと。
下の画像の様にシャッタースピードが遅いと、シャッターが長く開き水が流れているように写ります。
シャッタースピードが早いと水が止まっているように写すことができます。
シャッタースピードを活かして撮影したい場合はモードダイヤルを『S』にすると、シャッタースピード優先モードでシャッタースピードを主に調整することができます。

kantan_pen05シャッタースピードが遅い
kantan_pen06シャッタースピードが早い

 

ハイキーで優しいふんわり写真を撮ってみよう

カメラ女子といえばハイキーの優しいふんわり写真。ハイキーとは明るめに撮った写真で、撮影方法は下の画像の左の『+とーのマーク』のボタンを押すと明るさを調整できます。

kantan_pen07プラスにすると写真が明るく、マイナスにすると暗くなるのが液晶画面でも見てわかると思います。
だいたい+1.0くらいにすれば明るく優しい感じが表現できやすくなるとおもいます。状況によっては+2.0くらいにしてもいいかもしれません。あまり明るくしすぎると元から明るい部分が真っ白くなってしまうので注意が必要です。

★一歩進んだハイキー用のカメラ設定は『OLYMPUS PENでふんわりエアリー写真 〜設定編〜
☆一歩進んだハイキーの撮影方法は『OLYMPUS PENでふんわりエアリー写真 〜撮影編〜

kantan_pen08普通に撮った場合
(適正露出)
kantan_pen09ハイキー
(+1.7)

 

『露出』と『ISO』を知ろう

上の項目でハイキー写真を撮った時に、明るさを調整しました。これを『露出補正』といいます。
露出とは、絞りとシャッタースピードの関係で決まり。普段はカメラが自動で適正な露出に設定していて、それが『適正露出』と呼ばれます。

まずは『絞り優先モード』で慣れようと先ほど書きしました。
これは絞りを自分で調整できるモードで、絞り値(F値)をこちらが変更するとシャッタースピードはカメラが適正露出になるように自動で変更しています。
カメラが自動で決めた露出が、いつも撮影するひとのイメージする明るさの写真とは限りません。そこで被写体によって自分で表現したいイメージに合わせて明るくしたり、暗くしたりするのが露出補正です。

花や女性などは明るく露出補正したハイキーで撮影すると、やわらかい雰囲気が出せます。
夕焼け、夕陽などは暗く露出補正をするとイメージする夕焼けの写真になると思います。

ISO(いそ)とは『ISO感度』のことで、写真の明るさを決めるのが露出と説明しましたが、このISOも大きく関係しています。
ISO感度は、カメラの光の感度を数字で表しています。
高いISO感度で撮影すると、光への感度が高くなり暗いシーンでも比較的明るく撮影できたり、普段より明るく撮れる事で、シャッタースピードを早くできて動いている被写体を止めやすくなります。
しかし高ISO撮影はデメリットがあり、ISOを上げ過ぎるとノイズが発生して、画質が落ちます。これは古いデジタルカメラになるとより顕著です。
カメラの最初の設定ではISO感度がオートになっていると思います。これは暗いシーンだとカメラが自動でISOを上げ、明るい場所ではISOを下げます。このオートの範囲内での撮影ならば、それほど気になるレベルではないと思います。任意でISOを上げる場合は必要最低限にとどめましょう。

 

いっぱい撮影しよう!

これまでの基本用語が理解できたら、カメラの基礎はバッチリです。
あとはとにかくいっぱい撮りましょう。失敗をおそれず、パシャパシャたくさん撮れるのがデジタルカメラの良いところ。最初からセンスのある構図で撮影する方も、とくに女性には多くいるように思います。それなりの方もいっぱい撮ってるうちにだんだんと上手くなるでしょう。
SNSで世の中にいっぱいシェアしてみんなの反応や、他の人の写真を見るととても参考になります。私の個人的なオススメは『Google+』写真のコミュ二ティがいろいろあり、写真をクリックして『写真の詳細』から撮影したカメラ、レンズ、焦点距離、露光時間(シャッタースピード)、F値(絞り)、ISOなどが簡単に見れるので、この写真どんなシャッタースピードと絞りで撮ったんだろう、という疑問も、それらが見れちゃうので勉強になります。いろんな感性に触れて、あなただけの写真の世界を作っていってください。

 

おまけ

ハイキー写真をアプリなどの編集機能を利用すると雰囲気がらっと変わって非日常の世界に…

kantan_pen10適正露出
kantan_pen111.3ev+フィルタ編集(プロセス)

 

『OLYMPUS PEN 使い方 もくじ』→

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