さて、E-M10IIを手にしてから5軸手ぶれ補正の恩恵を身にしみて実感する日々ですが、前のPENはどのくらいの手ぶれ補正だったのだろうと、我が家では未だ現役のE-PL2も含めて、新旧の手ぶれ補正具合を比べてみました。
ボディ内手ぶれ補正のテスト方法
地図を約2メートル離れた位置から、それぞれのキットレンズの望遠端 42mmで撮影。
一般的に手ぶれを防げると言われているシャッタースピード は、1/焦点距離(焦点距離分の1秒)マイクロフォーサーズの焦点距離42mmは、35mm換算で約84mmなので、だいたい1/80秒より早いシャッタースピードで手ぶれが防げるという事になります。(いろんな条件にもよるけれど)
テスト方法はその1/80秒 の2段分遅いシャッタースピード 1/20秒で各10回撮影して、手ぶれ写真の枚数をテストします。
撮影したものをピクセル等倍表示で比較。それを切り出した画像が下の画像です。(実寸4cm角程度の撮影範囲)
その後結果が良かった場合はさらに1段分シャッタースピードを遅くして撮影してみる事にしました。
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テスト結果
1/20秒 | 1/10秒 | 1/5秒 | |
手ぶれ補正OFF | 9 | ー | ー |
---|---|---|---|
PEN E-PL2 | 2 | 5 | ー |
OM-D E-M10II | 0 | 1 | 4 |
※10回撮影中のぶれ枚数
少しばかり撮影対象の文字が細かすぎたかもしれないと全部撮り終えた後に思ったりもしつつ、
テスト結果は意外にも E-PL2が健闘したと個人的に思いました。この頃の手ぶれ補正は気休め程度なのかと思いきや、2段分は確実に効いている。枚数撮っておけば3段分も半数は使える計算になりました。
E-M10IIは公表されている通り4段分は頑張ってくれているようです。
手ぶれはカメラの構え方や状況によって個々で差が出るでしょうが、ウチではE-PL2にもまだまだ頑張ってもらおうと思います。