2012年に購入したオリンパス ペン E-PL2。今まで携帯やスマートフォンですませていた写真をちゃんと撮りたくなって買った初めてのデジカメだ。
どうせならレンズ交換式。でもそこまで本格的なモノでなくて良いと選んだのがオリンパス ペン E-PL2でクラシカルなデザインが気に入ったからだった。当初はパンケーキレンズなる単焦点のコンパクトなレンズの見た目に惚れて、そのボディーとレンズキットを検討していたが、ダブルレンズキットのお買い得感に負けて標準ズームと望遠ズームのダブルレンズキットのにしたのを覚えている。いまから思えばカメラ趣味でもないその頃の私が単焦点レンズの面白さが分かるはずもなく、便利で無難な標準ズームのセットを選んだのは正解で、センサーにサイズが色々とある事も知らずにマイクロフォーサーズを選んだ。
世にはカメラの性能というのかスペックを語るサイトは多く、素人には難解だ。ここではそのようなスペックは数多あるサイトにお任せして見た感じ、触った感じ、などの感覚で語ってみようと思う。今やE-PL7まで出ているが(2015.4.26時点)OLYMPUS PEN Liteシリーズの二代目をいじりながら機種に捉われない基本的でわかりやすい操作方法をいまさら記していく。
とりあえず絞り優先オートで感覚をつかむ
撮影モードを『絞り優先オート』にしてみよう。『絞り』とは、F3.5などの数字で表しているモノ。数字が小さいとカメラが目を細めている感じ。それが絞りを『絞る』、数字が大きくなるとカメラが目を見開いてる感じ。それが絞りを『開く』または『開放』。結果がどうなるかと簡単に言えば『絞る』とピントを合わせたモノの前後もはっきり映りやすくなり、『開く』とピントを合わせたモノの前後はボケやすくなる。これがスマホなどのデジカメでは出しにくい『ボケ』である。
この「う〜ん いいボケ感だね〜」となってもらうために『絞り優先オート』のモードで撮ると『絞り』を操りボケが出せるし、背景まではっきり写すことも可能。
なんとなくミラーレスを買った方などは全オートのモードにがちではないだろうか。レンズ交換式のカメラをせっかく買ったなら先ずはモードダイヤルの『A』または『Av』と表示されている『絞り優先オート』にして感覚をつかんでボケを操ってほしい。
そんなことを記している私は当初、まったくの無知で、操作してる感を味わいたかったのか、撮影モードをシャッタースピード優先オートにしていたが、選べる段階が多く細かいシャッタースピードは切り替えるのが手間だし効果がよくわからず写真がブレたりブレなかったりするだけでした。
最新のペンは高位モデルのE-P5はもちろん。中位モデルのE-PL7でもシャッターの下部にダイヤルがあるので絞りやシャッタースピードを簡単に調節できるから羨ましい。